前に飲んだときはおいしかったのに、今日は少し違う気がする。
同じ名前のコーヒー豆を買ったのに、前とは味が違う。
そんなことがあります。
コーヒー豆は、いつでもまったく同じ状態ではありません。
まず、コーヒーは農作物です。
同じ産地、同じ農園、同じ品種でも、収穫された年や栽培された環境によって違いがあります。
収穫された後も変化します。
精製され、乾燥され、保管され、輸送されて私たちのところまで届きます。
さらに、焙煎した後のコーヒー豆も時間とともに変化していきます。
そして、淹れるときの豆の量、挽き方、お湯の温度、抽出時間などが少し違うだけでも、飲んだときの印象は変わります。
つまり、
「同じ名前の豆だから、いつもまったく同じ味になる」
とは限りません。
もちろん、できるだけ同じような味になるように焙煎したり、淹れたりすることはできます。
それでも、まったく変化しないものではありません。
「前と違う気がする」と感じたとき、それは間違いとは限りません。
何が違ったのか。
豆なのか、時間なのか、淹れ方なのか。
少し考えてみると、その違いから分かることがあります。
コーヒーは、同じように見えても少しずつ変化しています。